SBI VCトレードは、円建てステーブルコインJPYSCを用いた日本初のレンディングサービスを開始する。
暗号資産(仮想通貨)取引所のSBI VCトレードは13日、円建てステーブルコインのレンディングサービスを開始すると発表した。
日本初の信託型ステーブルコインレンディング
SBI VCトレードが提供を開始するのは、「JPYSCレンディング」と呼ばれる新たなサービスだ。同社によると、信託型ステーブルコインを用いたレンディングサービスは日本初となる。
申し込みは16日から受け付け、実際の貸出サービスは23日に始まる予定だ。
日本円建てステーブルコイン
「JPYSC」レンディング
7月16日(木)受付開始🎉
サービス開始記念の募集は年率3.0%‼️✅高水準な年率を提供
✅少額であれば確定申告不要
✅初めての方でも簡単な手続き抽選で #JPYSC をプレゼントするキャンペーンも同時開催!
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— VCTRADE公式 (SBI VCトレード株式会社提供) (@sbivc_official) July 13, 2026
対象となるJPYSCは、SBIホールディングスとスターテイル・グループが共同開発した円建てのステーブルコインである。発行は新生信託銀行が担い、日本の法規制に準拠した信託型として設計されている。
円建てであるため、一般的な仮想通貨や米ドル建てステーブルコインと比較して、国内ユーザーにとって価格変動リスクが低いのが特徴だ。代表的な仮想通貨であるビットコインと比較しても、価格の安定性は際立っている。
今回の初回募集では、貸出期間を12週間とし、年率3%の利用料が提供される。同社は、通常の募集では市場の状況に応じて1%から3%の範囲で利回りを設定するとしている。
ユーザーは保有するJPYSCを貸し出すことで、期間終了後に元本と利用料を同銘柄で受け取ることができる。さらに、サービス開始を記念したキャンペーンも実施され、条件を満たした参加者には特典が付与される予定だ。
オンチェーン金融の普及に向けた戦略
SBIグループは、JPYSCを単なる決済手段にとどまらず、資産形成やオンチェーン金融の基盤サービスとして普及させることを目指している。SBI VCトレードはすでに3月、米ドルに連動するUSDCのレンディングサービスを開始していた。
今回の円建て商品の追加は、規制に準拠したデジタル資産を活用し、利回りを提供する戦略の一環とみられる。
国内のユーザーがより身近にデジタル資産を活用できる環境整備が進んでいる。将来的にはイーサリアムなどの主要なブロックチェーン上での展開も期待される。
一方で、サービス利用にあたってはいくつかの注意点が存在する。同社は、JPYSCレンディングが通常の円預金とは異なり、預金保険の対象外であることを強調している。
また、貸し出された資産は資金決済法に基づく分別管理の対象外となり、万が一同社が破綻した場合は資産を失う可能性がある。
さらに、貸出期間中の売却や譲渡、担保設定はできず、原則として中途解約も認められていない。申し込みは先着順で承認され、市場環境によっては新規募集が一時停止される場合もある。
日本の大手金融グループがステーブルコインの新たな活用法を提示したことで、今後の市場動向が注目される。
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