シャープリンクはイーサリアムを大量に追加取得し、総保有量が74万ETHを突破。ETHを主要準備資産とする戦略を推進している。
米ゲームマーケティング企業シャープリンクは19日、14万3593ETHを約6億6700万ドルで取得した。
平均取得価格は1ETH当たり4648ドルで、同社の総保有量は74万760ETHに達し、現在価値は31億ドルを超えている。
今回の大規模取得により、同社は世界第2位のイーサリアム(ETH)企業保有者としての地位を確固たるものにした。
首位は150万ETHを保有するビットマインイマージョンテクノロジーズが占める。
5億3700万ドルの資金調達で積極取得を継続
シャープリンクは8月10日から15日の期間中、2つの手法で総額5億3700万ドルの資金調達を実行した。
同社は随時売り出し制度を通じて1億4650万ドルを調達し、8月11日に終了した登録直接募集で3億9000万ドルを確保した。
これらの資金調達は世界有数の機関投資家5社との間で証券購入契約を締結して実現したもので、同社のアルトコイン戦略に対する機関投資家の強い信頼を示している。
6月開始の戦略で94%の保有量増加を達成
同社は6月2日にイーサリアムを主要準備資産とする戦略を開始して以来、着実に保有量を拡大してきた。
戦略開始時からの保有量増加率は94%に達し、ステーキング報酬として累計1388ETHを獲得している。
シャープリンクは保有するイーサリアムのほぼ100%をステーキングしており、これによる報酬を再投資することで複利効果を狙っている。
同社が新たに導入したETH集中度指標は、希薄化後発行済株式1000株当たり3.87ETHとなり、戦略開始時の2.0ETHから大幅に上昇した。
同社のジョセフ・チャロム共同CEOは「過去1週間で9億ドル近い資金調達を実現できたことは、シャープリンクのETH戦略に対する市場の信頼を示している」と述べた。
同社は現在も8400万ドルを超える現金を保有しており、追加のイーサリアム取得に向けた余力を残している。
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