シャープリンク・ゲーミングはイーサリアム保有量を20万ETH以上に拡大。ATMファシリティで6400万ドルを調達した。
米シャープリンク・ゲーミングは8日、主要準備資産としてイーサリアム(ETH)の保有量を大幅に拡大した。
同社は7月4日時点で合計20万5634ETHを保有しており、このうち7689ETHは6月28日から7月4日の間に新たに購入したものだ。
購入資金を調達するため、同社はATMファシリティを通じて約550万株を発行し、6400万ドルの純収入を確保した。
このうち3720万ドルは7月3日に調達されたもので、今週中にさらなるイーサリアム購入に充てられる予定だ。
イーサリアムを中核とした財務戦略の深化
シャープリンクは、イーサリアムを主要な財務準備資産として位置付ける世界最大の上場企業として知られている。
この戦略は、DeFiおよびブロックチェーンゲーム分野での主導的地位を目指す同社の目標に合致している。
シャープリンクのジョセフ・ルービン会長は「我々の持続的な成功は、シャープリンクのETH中心の財務管理戦略の規律ある実行と、運用透明性への揺るぎないコミットメントの直接的な結果だ」と述べた。
ステーキング戦略で収益最大化を実現
同社は保有するイーサリアムの100%をステーキングおよびリステーキングプロトコルで運用し、収益生成戦略を最適化している。
6月2日にこのプログラムを開始して以来、ステーキング報酬は合計322ETHに達した。
特に6月28日から7月4日の1週間だけで約100ETHの報酬を獲得しており、利回り戦略が順調に進んでいることを示している。
この収益性の高いアプローチは、アルトコインネットワークのセキュリティに貢献しながら追加的な収入を生み出すという二重の効果をもたらしている。
同社は投資家が企業のETH保有量と株式構造の関係を評価できるようETH濃度という新しい透明性指標を導入した。
これは保有ETH総数を希薄化後株式1,000株で割った値。
6月13日のETH購入発表以来、2.00ETHから2.37ETHまで着実に成長し、わずか3週間で19%の増加を記録している。
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