米シャープス・テクノロジー、4億ドル相当のソラナ戦略を発表

Updated on 9月 4, 2025 at 6:20 pm UTC by · 1 min read

米ナスダック上場のシャープス・テクノロジーが、新たな財務戦略の一環として4億ドル超のソラナを取得。市場は株価下落で反応。

米ナスダック上場のシャープス・テクノロジーは2日、デジタル資産財務戦略の一環として200万SOL(4億ドル相当)を取得した。

同社は先月完了した4億ドル超の私募増資で調達した資金を活用し、現在4億ドル超の価値を持つSOL財務を構築している。

この取得は、同社が8月28日に完了した私募投資(PIPE)による資金調達に続くものとなっている。

1株6.5ドルでの私募により4億ドルの総収入を得て、ワラント行使により最大10億ドルまで調達額が拡大する可能性がある。

医療機器企業からソラナ特化戦略への転換

シャープス・テクノロジーは従来、安全注射器製品を手がける医療機器・製薬包装会社として事業を展開してきた。

しかし今回の発表により、同社の事業方向性は大きく転換することとなった。

同社は新たに最高投資責任者として元ソラナ支援プロジェクトJamboのアリス・チャン共同創設者を迎え入れ、ジェームス・チャン氏を戦略アドバイザーとして招聘している。

チャン氏はモナーク・アセット・マネジメント、パラファイ、パンテラなどの有力資産運用会社と連携し、デジタル資産財務の拡大を推進する役割を担う。

また同社は、スイス・ツークに拠点を置くソラナ財団との間で5000万ドル相当のSOLを15%割引で購入する覚書を締結している。

株価変動と市場の複雑な反応

発表当初の8月25日、シャープス・テクノロジーの株価は時間外取引で70%から80%の大幅上昇を記録した。

しかしその後の数日間で株価は激しく変動し、従来の医療機器企業が仮想通貨財務戦略に転換することに対する投資家の複雑な感情を反映している。

一部のアナリストからは、単一のデジタル資産への大規模な資本配分リスクや価格変動への懸念が表明されている。

同社のポール・K・ダナー執行委員長は「当社の資本基盤と経験豊富なチームにより、差別化された戦略を実行し株主に意義のある長期価値を創出できる」と述べている。

同社は投資家への最大限の透明性を確保するため、SOL保有量とパフォーマンス指標について定期的な更新を提供する方針を示している。

この戦略的な仮想通貨投資により、シャープス・テクノロジーは世界最大級のソラナ企業財務保有者の一つとなることが期待されている。

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