ソラナ現物ETFは11営業日連続で純資金流入を記録。累計流入額は3億5000万ドル超に達し、今後の価格動向に注目が集まる。
ソラナ(SOL)を裏付け資産とする現物上場投資信託(ETF)は11日、純資金流入を記録し、11営業日連続のプラスとなった。
2025年10月下旬のローンチ以来、11営業日連続の資金流入だ。ロシア暗号通貨(仮想通貨)メディアのForkLogが12日に報じた内容によると、11日の取引では790万ドルの純流入があった。
このうち、グレイスケール社のGSOLに590万ドル、ビットワイズ社のBSOLに200万ドルが流入した。
11日の総取引高は2300万ドルに達した。ローンチ以降、投資家はこれらの金融商品に累計で3億5040万ドルを投じている。現在の運用資産総額は5億6830万ドルで、これはソラナの総供給量の約0.6%に相当する。
市場の予想を上回る機関投資家の関心
ソラナ現物ETFへの継続的な資金流入は、市場の予想を上回るものだった。LVRGリサーチのディレクターであるニック・ルーク氏は、「アルトコインを基盤とするETFへの安定した流入は市場にとって驚きだった。」と語った。
多くの専門家は当初、ソラナ基盤のETFに対する機関投資家の需要に懐疑的だった。
しかし、投資家はこれらのETFをビットコインとイーサリアムのポジションに対する高利回りの追加要素とみなし、より高いリターンを求めてボラティリティの上昇を許容している。
ETFデータ分析会社 etf.comのスミット・ロイ シニアアナリストは、ソラナの時価総額が900億ドルであることを踏まえると、この流入は「論理的」だと指摘。「このコインには、ビットコインとイーサリアムに次いで最も強力な支持者コミュニティが存在する可能性がある」と語った。
ETF資金流入と価格動向の乖離
ETFへの資金流入が好調であるにもかかわらず、報道時点でのソラナの価格は前日比5%減の156ドル前後で取引されていた。ETFへの資金流入が、直ちに価格上昇につながっていない状況がうかがえる。
データ分析会社CryptoSlateの分析によると、ETFの買い付けによる流動性への影響は限定的だ。
これは、ソラナの現物市場の取引量が、時価総額の6〜7%と非常に大きいため、ETFの機械的な買いが価格下落を妨げるには至らなかったことを意味する。
専門家は、長期的な視点での影響を指摘している。ルーク氏は「長期的には、ETFへの持続的な流入は供給力学を引き締め、機関投資家の資金を呼び込むことで、SOL価格の長期的なサポートを提供するはずだ」と述べた。
短期的な値動きよりも、長期的な価格形成に与える影響が注目される。
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