タトル・キャピタル、Bonk・LTC・SUIの仮想通貨ETFを申請

On 9月 18, 2025 at 1:15 pm UTC by · 1 min read

タトル・キャピタルが、ボンク、ライトコイン、スイを対象とする3つの仮想通貨ETFの承認をSECに申請。機関投資家の需要が背景にある。

資産運用会社タトル・キャピタルは16日、3種類の暗号資産(仮想通貨)に関するETFの承認を、米証券取引委員会(SEC)に申請した

36億ドル以上の資産を管理する同社が提出した申請には、ボンク(Bonk)Income Blast ETF、ライトコイン(LTC)Income Blast ETF、スイ(SUI)Income Blast ETFが含まれる。

SECへの提出書類によると、これらのETFは、各仮想通貨へのエクスポージャーを提供しつつ、定期的なインカム収益を生み出すことを目的としている。

機関投資家の需要を背景にアルトコインETF申請

特に注目されるのは、ソラナ基盤のミームコインおすすめであるボンクを対象としたETFだ。

ボンクは現在、時価総額が18億7000万ドルを超え、24時間の取引高は約3億4800万ドルに上る。

今回の申請により、タトル・キャピタルはレックスシェアーズとオスプレイファンズに続き、米国でボンクの現物ETFを申請する3番目の資産運用会社となった。

提案されている投資戦略は、FLEXオプションを用いたプット・クレジット・スプレッドと呼ばれる手法を活用する。

これにより、原資産の日々の価格変動を追跡しながら、価格のボラティリティを管理することを目指す。

この申請は、機関投資家からのボンクへの需要の高まりを反映している。

ボンクは現在、Pudgy Penguins(PENGU)に次いで2番目に大きなミームコインとなっている。

市場データもこの動向を裏付けている。

分析プラットフォームのNansenによると、過去30日間で取引所に保管されているボンクの供給量は22%減少しており、取引所外への資金移動が活発化している。

この申請が報じられると、ボンクの価格は4%上昇し、市場の期待感を示した。

市場の期待とSECの慎重姿勢

今回の申請の背景には、2025年第4四半期末までに予想される仮想通貨市場全体の強気相場への期待もある。

また、LetsBonk.funのようなプラットフォームを通じたボンクエコシステムの成長も、機関投資家の関心を集める一因となっている。

しかし、大きな障壁も存在する。

SECはこれまでビットコイン(BTC)以外のアルトコイン現物ETFの承認に慎重な姿勢を維持してきた。

過去に申請されたアルトコインETFは、長期の審査期間を経るか、最終的に却下されるケースが相次いでいる。

タトル・キャピタルは、2024年9月に申請したビットコインETFが審査中である中、今回新たにニッチな仮想通貨市場へ戦略的に拡大した形だ。

同社は、確立された仮想通貨であるライトコインと、比較的新しいスイの両方を含めることで、アルトコイン市場への多角的なアプローチを示している。

SECがビットコイン現物ETFを複数承認した一方で、アルトコインETFへの態度は依然として硬く、今回の申請が承認されるかは不透明な状況だ。

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