Upexiは5日、2025年12月期の四半期決算を発表し、約275億円の純損失を計上した。ソラナ(SOL)の価格下落が主な要因だ。
米ナスダック上場でソラナ(SOL)の保有・運用を行うUpexiは10日、2025年12月期の四半期決算で約1億7890万ドルの純損失を計上した。
今回の巨額損失の主な要因は、2025年第4四半期におけるソラナ価格が大幅に下落したことだ。
同社のウェブサイトによると、1カ月間のトレジャリーリターンはマイナス64%を記録しており、仮想通貨市場の激しい価格変動が経営成績に深刻な影響を与えたことが浮き彫りとなった。
世界4位のSOL保有企業
Upexi同社は消費者向け製品事業に加え、ソラナを戦略的資産として保有する事業モデルを展開している。
同社は1月5日時点で217万4583SOLを保有しており、これは2025年10月末時点から3.2%増加している。報道によると、同社はソラナの保有量で世界第4位の規模を誇り、その評価額は約2億8500万ドルに上るという。
同社は以前、トレジャリー戦略の一環として200万SOL以上を取得・ステーキングするために3億ドルを調達していた。
また、業績悪化の背景には運用パートナーとのトラブルも影響している可能性がある。
同社は2025年12月26日付で、暗号資産リサーチ・トレーディング企業であるGSR Strategiesとの資産管理契約を解除した。
契約違反を巡る数カ月にわたる紛争の末、仲裁を申し立てており、法的な不確実性が高まっていた時期とも重なる。
新戦略と自社株買いで立て直しへ
大幅な赤字決算となったものの、Upexiは2026年に向けて新たな高利回りトレジャリー戦略を実施すると発表。
アラン・マーシャルCEOは、リスクを慎重に管理しながらソラナ保有からのリターンを強化する方針を示しており、詳細は数週間以内に公表される見通しだ。
同社は、新戦略の導入が現行のソラナ運用業務に支障をきたすことはないとしている。
株主還元策として、同社は平均取得単価1.92ドルで41万6226株の自社株買いを実施したことも明らかにした。
さらにマーシャルCEO自身も2025年12月に個人で20万株を購入しており、経営陣による自社への信頼を示そうとしている。同社の時価総額は5180万ドルと報告されている。
投資家の間では、こうした仮想通貨関連株への注目が集まっている。
Upexiは今回の決算発表に合わせ、ニューヨークのナスダック・マーケットサイトでクロージングベルを鳴らすセレモニーに参加する予定だ。
市場環境が厳しい中、ソラナに特化したトレジャリー企業として、どのように事業を立て直していくのかが注目される。
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