トランプ家関連のWorld Liberty Financialが、ステーブルコインUSD1を活用した国際送金プラットフォーム「World Swap」を発表。
トランプ家との関連で知られる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト、World Liberty Financial(WLFI)は12日、新たな外国為替および送金プラットフォーム「World Swap」の立ち上げ計画を明らかにした。
World Swapは、同社が発行する米ドルペッグのステーブルコイン「USD1」を基盤としたデジタル外国為替および送金プラットフォームとなる予定だ。
このプラットフォームは、世界中の銀行口座やデビットカードとユーザーを直接接続することを目指している。一般的な決済アプリと同様のインターフェースを通じて、デジタルドルの送受信が可能になるという。
ブロックチェーン技術を活用することで、従来の金融機関よりも大幅に低い手数料で通貨両替や送金を処理する計画だ。
巨大な送金市場への参入
フォークマン氏は、現在の国際送金や外国為替サービスが取引ごとに2%から10%の手数料を徴収している現状を指摘した。
年間7兆ドル以上が通貨間を移動する巨大市場において、既存の金融機関は多額のコストを課している。
World Swapは、仲介業者を排除し、ステーブルコインのインフラを通じて決済を自動化することで、より低コストな代替手段としての地位を確立しようとしている。
これは、より迅速で利用しやすい国際送金手段を求める世界的な需要に応える動きであり、同社は世界最大級の流動性を持つ外国為替市場での競争力を高める狙いだ。
WLFIエコシステムの拡大
基盤となるステーブルコインUSD1は市場で急速に存在感を高めており、時価総額は50億ドルを超え、ステーブルコイン市場で5位にランクインしている。
今回の新サービス発表は、決済、レンディング、資産トークン化を含む包括的なデジタル金融ネットワークのアンカー資産として、USD1のエコシステムを強化する戦略の一環だ。
同社は約1ヶ月前にレンディングプラットフォーム「World Liberty Markets」を開始しており、すでに3億2000万ドルの貸付と2億ドル以上の借入を記録している。
こうしたエコシステムの拡大を受け、独自トークンであるWLFIは発表後に上昇し、24時間で7.53%増の0.107ドルで取引された。
また、同社はSpacecoinとの提携やパキスタンでの導入検討など、外部との連携も進めている。
World Swapの技術的な詳細や機能については、今後フロリダ州のマー・ア・ラゴで開催されるイベントで明らかにされる予定だ。
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