アーサー・ヘイズ氏がBTC20万ドル予測|FRBの隠れQEを根拠

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アーサー・ヘイズ氏はFRBのRMPプログラムを隠れ量的緩和と批判。2026年にビットコイン価格を押し上げると予測。

ビットメックスのアーサー・ヘイズ共同創設者は19日、米連邦準備制度理事会(FRB)が導入した準備金管理購入について、事実上の量的緩和に該当すると主張した。

同氏はこの政策が金融市場に流動性を供給し、ビットコイン(BTC)価格を2026年3月までに20万ドルへ押し上げる可能性があるとの見解を示している。

FRBは12月10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決定すると同時に、短期国債の購入を開始。

ジェローム・パウエル議長は「準備金水準を維持するための技術的措置」と説明し、金融政策とは別物だと強調した。

RMPは「隠れた紙幣増刷」

ヘイズ氏は自身のSubstack記事「Love Language」で、RMPの本質について独自の分析を展開している。

同氏によれば、FRBが短期国債を購入し、その資金がマネーマーケットファンドを経由して再び国債市場へ流入する仕組みは、従来のQEと実質的に同じ効果を持つ。

「RMPは政府の小切手を現金化するための薄い偽装に過ぎない」と同氏は述べ、金融資産と実体経済の両面でインフレを引き起こすと警告した。

政治的な理由から「QE」という名称を避けているだけで、有権者が嫌う紙幣増刷と本質的には変わらないという見立てだ。

ビットコイン価格への影響

ヘイズ氏は、この政策がビットコイン価格にとって強力な追い風になると分析している。

同氏の予測では、BTCは2025年末まで8万〜10万ドルのレンジで推移する可能性が高い。

市場がRMPの本質を理解し始める2026年に入ると、まず12万4000ドルを回復し、3月には20万ドルへ向けて急騰するとのシナリオを描いた。

3月のピーク後は調整が入るものの、12万4000ドルを大きく上回る水準で底を形成するとみている。

一方、アルトコイン市場については厳しい見方を示した。

10月の暴落でヘッジファンドの投資家が大きな損失を被り、解約請求が相次いでいると指摘。

アルトコイン市場が回復するには時間がかかるとしながらも、資金を温存してきた暗号資産(仮想通貨)投資にとっては底値買いの好機になり得るとも述べた。

BTCは約9万2695ドルで取引されていたが、その後8万7000ドル台まで下落している。

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