バイビットとMantleは、MNTのユースケースを取引や決済、ステーキングロードマップ「MNT x Bybit 2.0」発表。
暗号資産(仮想通貨)取引所のバイビットは8月31日、MantleのネイティブトークンであるMNTのユースケースを劇的に拡張するMantle × Bybit ロードマップを公開した。
この戦略的な提携により、MNTは単なるガバナンストークンから、取引・決済・資産運用にわたる多機能ユーティリティトークンへと変貌を遂げる。
同ロードマップは9月から段階的に展開され、機関投資家向けには最大8倍のレバレッジ機能と拡張された固定期間ローン条件を提供する。
多方面にわたるMNT統合戦略
Hold(保有)、Earn(収益)、Limited Offers(限定特典)の3つの柱で構成される今回の戦略では、MNTの活用範囲を大幅に拡張する。
8月末から開始される定期貯蓄商品では、HODLVerse、Launchpool、Megadropなどの新規トークン上場において、MNT保有者により高い配分を提供する。
さらに、柔軟な貯蓄商品、デュアルアセット商品、流動性マイニングにもMNTが組み込まれる。
9月末には地域別キャッシュバック促進策が導入され、10月にはMantleをテーマとした記念イベントも計画されている。
MNTを投機的な資産から、日常的な取引・決済・資産管理に組み込まれた実用的なトークンへと転換することを目指している。
実世界とWeb3の決済サポート、取引オプションの拡張、メンバーシップ特典との連携を通じて、Mantleの大規模採用という使命により近づけていく。
レイヤー2インフラ強化が背景
今回の提携の背景には、Mantleのレイヤー2インフラ強化への取り組みがある。
8月27日に完了したSkadi v1.3.1ネットワークアップグレードにより、ゼロ知識証明とEigenDAの統合が実現。
イーサリアム(ETH)と同等のセキュリティを保ちながら取引コストを90%削減した。
MNTトークンは現在1.17ドルで取引されており、時価総額は38億1700万ドルで新しい仮想通貨の32位に位置している。
今回のロードマップ実装により、Web2とWeb3を繋ぐブリッジとしての役割を強化し、デジタル資産、実世界のアプリケーション、機関投資家の採用を促進していく計画だ。
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