ビットコイン底打ちで仮想通貨関連株に買い好機か|GS分析

ゴールドマン・サックスは仮想通貨価格が底に近づいていると分析。取引量減少やマクロ経済の逆風はあるものの市場回復を見込んでいる。

井上 雪芽 By 井上 雪芽 黒川 理佐 Editor 黒川 理佐 Updated 1 min read
ビットコイン底打ちで仮想通貨関連株に買い好機か|GS分析

Key Notes

  • ゴールドマン・サックスは、仮想通貨価格が過去の平均的な下落幅に達し、底値に近づいていると分析した.
  • ビットコインは6万ドルから7万5000ドルの範囲で安定し、ETFへの資金流入などが価格を下支えしている.
  • 取引量の減少やマクロ経済の逆風が懸念されるものの、数カ月以内の市場回復が期待されている.

米金融大手ゴールドマン・サックスは26日、暗号資産(仮想通貨)の価格がサイクルの底に近づいている可能性があるとの分析結果を公表した。

仮想通貨価格は過去の平均的な下落幅に到達

同社のアナリストであるジェームズ・ヤロ氏は、ビットコイン(BTC)や仮想通貨全体の価格下落が、過去の平均的な底値の水準に達しつつあると指摘している

仮想通貨関連企業の株価は2025年10月の高値から約46パーセント下落したものの、ここ数週間は価格の安定が見られるという。今後の動向を見据え、仮想通貨関連株への関心も再び高まっている。

現在の市場評価は割安感があり、魅力的になりつつあると分析している。

同社は仮想通貨関連銘柄に対する「買い」の評価を維持。ブロックチェーン技術を活用するフィギュア・テクノロジーズの目標株価を39ドルから42ドルへ引き上げた。

一方で、仮想通貨取引所大手のコインベースについては、目標株価を270ドルから235ドルへ引き下げた。ロビンフッドについては、高度な取引サービスの拡大を評価し、強気な姿勢を崩していない。

ビットコイン価格は直近で6万ドルから7万5000ドルの範囲で推移中だ。過去最高値圏からの下落を経て、現在は安定した値動きを見せている。

長期保有者による蓄積や、2月下旬以降のETFへの緩やかな資金流入が価格を下支えする要因となっている。市場の変動を乗り越えるため、仮想通貨長期保有を検討する投資家も多い。

取引量の減少とマクロ経済の逆風

一方で、市場全体の流動性が低い現在の環境では価格変動が大きくなりやすく、本格的な反発の持続を妨げる可能性がある。過去のデータでは、取引量が低迷する期間は通常3カ月程度続く傾向も見られた。

中東情勢などの地政学的な緊張や原油価格の上昇、各国中央銀行の金融引き締めといったマクロ経済の逆風も、リスク資産の価格を圧迫する懸念材料だ。

米国株式市場や債券市場の動向も、仮想通貨市場に影響を与えている。

ゴールドマン・サックスは、取引量の低迷が長引いた場合、仮想通貨関連企業の2026年の収益が2パーセント、利益が4パーセント減少する可能性があると予測している。

しかし、同社は通常の3カ月間の底打ち期間内に市場が回復に向かうと見込んでいる。

資産運用会社バーンスタインが年末のビットコイン価格目標を15万ドルに設定するなど、市場には強気な見方も存在している。

上場投資信託を通じた資金流入や企業からの需要が、今後の仮想通貨市場回復を牽引すると期待されている。

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井上 雪芽
Coinspeakerアナリスト 井上 雪芽

Coinspeakerアナリスト。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。

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