KDDI、Pontaをステーブルコインへ交換可能に|12月1日開始

KDDIは、約1.2億人が利用するPontaポイントを2025年末までにステーブルコイン化すると発表。決済や送金活用を目指す。

赤松 柊弥 By 赤松 柊弥 黒川 理佐 Editor 黒川 理佐 Updated 1 min read
KDDI、Pontaをステーブルコインへ交換可能に|12月1日開始

KDDIは11日、共通ポイント「Ponta」をステーブルコインに交換できるサービスを12月1日に開始すると明らかにした。

Web3ウォレット開発企業HashPortへ数十億円規模を出資し、発行済み株式の20%以上を取得して持分法適用関連会社とする。

約1億2000万人のPonta会員と約3900万人のau PAY利用者という国内最大級の顧客基盤が、ブロックチェーン技術と接続される。

HashPortへ数十億円出資、12月開始へ

KDDIは10月24日にHashPortとの資本業務提携契約を締結していたが、11日に正式発表した。

利用者はHashPort Walletを通じてPontaポイントをステーブルコインやおすすめ暗号資産(仮想通貨)に交換できるようになる。

交換されたステーブルコインは、au PAYギフトカードを経由してKDDIの決済サービス「au PAY」にチャージ可能となり、日常の取引での利用範囲が広がる仕組みだ。

HashPort Walletは、大阪・関西万博で累計100万ダウンロードを達成したEXPO2025デジタルウォレットを10月31日にリブランドしたもの。

この取り組みは、約1億2000万人のPonta会員と約3900万人のau PAY利用者という巨大な顧客基盤を持つ。

従来のポイントシステムとブロックチェーン技術を接続する、国内でも最大級の試みとなる。

HashPortの吉田世博CEOは「大阪・関西万博などを通じ、誰もが安全・簡単・自由にデジタル資産へアクセスできる社会基盤の構築に取り組んできた」と述べた。

続けて、KDDIの顧客基盤との連携により「日本におけるデジタル資産の利用者層を飛躍的に拡大させることができる」とコメントした。

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赤松 柊弥

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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