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暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースは23日、Monad(MON)のパブリックトークンセールが目標額を上回り終了したと明かした。
今回のセールでは、MonadのネイティブトークンであるMONが販売され、最終的に2億1600万ドルを調達した。
これは、当初の目標額であった1億8700万ドルを15%上回る結果だ。販売期間は11月17日から23日まで行われ、終了の数時間前に目標を達成した。
今回のMONセールでは、Monadの総供給量1000億トークンのうち7.5%が販売された。販売価格は1トークンあたり0.025ドルで、これにより完全希薄化後の評価額は25億ドルとなった。
8万5000人以上の参加者が集まり、コインベースの新たな調達プラットフォームの可能性を示す形となった。
コインベースは今回のセールにおいて、従来の先着順ではなく「ボトムアップからの充填」というメカニズムを採用した。これは、機関投資家よりも広範な個人参加者を優先する仕組みだ。
入札額の下限は100USDC、上限は10万USDCに設定された。コインベースのプロダクトディレクターであるスコット・シャピロ氏によると、この構造は参加者に資金をコミットするための十分な時間を与えるよう設計されたという。
先着順による競争を避け、5日半の期間を設けることで、参加者はより慎重に仮想通貨投資を検討することが可能となった。
この戦略は、より広範な個人層へのトークン配布を目的としていた。しかし、その一方で初期の勢いが削がれる要因ともなり、セール中盤には目標未達の懸念も浮上していた。
セール開始直後の23分間で4300万ドルの申し込みがあり、順調な滑り出しを見せた。しかし、その後ペースは大きく減速し、開始から6時間経過した時点でも供給量の48%しか埋まらない状況となった。
これには、ベンチャーキャピタルの保有比率が高く、コミュニティへのエアドロップ配分が3.3%と低いことへの批判も影響したと見られる。
比較対象となったMegaETHのセールが大幅な超過申し込みを記録したのに対し、Monadの進捗は対照的だった。
しかし、終了までの残り24時間で状況は一変し、約4300万ドルの駆け込み需要が発生した。
これにより、最終的には目標額を上回るオーバーサブスクリプションでの終了となった。
この成功により、コインベースのプラットフォームにおける個人投資家の活性化が実証された形だ。
Monadはセール終了直後の24日にメインネットの立ち上げを予定しており、エコシステムの本格的な稼働が期待される。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
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