ビットコイン(BTC)の開発者グループは11日、量子コンピューターへの耐性を高めるための新たな改善提案「BIP 360」を公式リポジトリに追加した。
この提案は、将来的な技術進歩に伴うセキュリティリスクに対処するためのものだ。
ハンター・ビースト氏、イーサン・ハイルマン氏、イザベル・フォクセン・デューク氏の3名によって共同開発された。
BIP 360は「P2MR(Pay-to-Merkle-Root)」という新しい仕組みを導入し、ビットコインの堅牢性を高めることを目指している。
これは2021年に実装された「タップルート」と類似しているが、量子コンピューター攻撃への対策が施されている点が大きく異なる。
具体的には、攻撃の糸口となり得る「キーパス・スペンド」という機能を完全に削除している。
従来の仕組みでは、取引の際に公開鍵がブロックチェーン上に記録されるため、将来的に量子コンピューターが実用化された際、そこから秘密鍵が割り出される恐れがある。
特に、長期間にわたり公開鍵がさらされているアドレスは、攻撃の標的になりやすいとされる。
P2MRは、スクリプトツリーのマークルルートに直接コミットすることで、この脆弱性を根本から排除しようとする新しい暗号資産(仮想通貨)技術だ。
セキュリティが向上する一方で、ユーザーには一定の負担増が求められることになる。
P2MRを使用した取引は、従来のタップルートによる取引と比較してデータサイズが大きくなるためだ。
タップルートのキーパス利用時が66バイトであるのに対し、P2MRでは最低103バイトが必要となり、結果として取引手数料の増加につながる。
また、今回の提案はあくまで長期的なリスクへの備えであり、すべての量子攻撃を防げるわけではない。
開発者らは、これをセキュリティ強化の第一歩と位置付けており、短時間の攻撃に対する防御策は将来の提案で扱われる予定だ。
現時点でBIP 360に対応したノードは存在せず、正式な導入にはマイナーやユーザーを含むコミュニティ全体の合意形成が必要となる。

ビットコインのメインチェーンがセキュリティの堅牢化を進める一方で、その機能性とスケーラビリティを拡張する動きも加速している。
その中心的な存在として注目を集めているのが、Bitcoin Hyper(HYPER)だ。これはビットコインのブロックチェーン上に構築されたレイヤー2ソリューションであり、ソラナの仮想マシン(SVM)を活用することで、高速かつ低コストな取引を実現している。
Bitcoin Hyperは、ビットコインを単なる価値の保存手段から、スマートコントラクトやDeFiでも注目されるようなアプリケーションが稼働するプログラム可能な環境へと変貌させる。
現在行われているプレセールではすでに3,100万ドル以上を調達しており、初期参加者には年間40%という高い利回りが提供されている。
今後は、ビットコイン本体の価格上昇と連動してさらなる成長が期待できるため、Bitcoin Hyperは実用性と投資妙味を兼ね備えたプロジェクトとして、今後の動向から目が離せない存在となっている。
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