ビットコイン(BTC)は13日、10万ドルを下回り、さらなる下落が懸念されています。
強気相場が訪れやすいと言われる11月のムーンベンバーに、価格回復の兆しが見られないことから、一部投資家はビットコインから他の銘柄へと資金を移しています。
そんな中、ビットコインの独自レイヤー2ネットワークを開発しているBitcoin Hyper(HYPER)に、大規模な資金が集まっており、クジラと呼ばれる大口投資家からの購入も続いています。
米国下院は、43日間にわたる同国史上最長の政府機関閉鎖を終わらせる法案をようやく可決、政府機関は再開し、主要な経済データの公表も順次再開される見通しです。
米議会は12日、222対209の賛成多数で法案を可決し、ドナルド・トランプ大統領が同日に署名したことで、政府機能は正式に回復しました。
この法律には、一時帰休していた職員への未払い給与の保証、計画されていた大規模解雇の撤回、2026年9月までの一部重要機関の予算確保などが盛り込まれています。
この動きを受けて、株式市場は即座に反応し、ダウ平均株価は初めて4万8000ポイントを超え、S&P500とナスダック指数もリスク選好の回復を受けて力強い上昇を記録しました。
金と銀も、それぞれ4180ドル、53ドルと高値をつけました。
一方で、「デジタルゴールド」と称されるビットコインは、10万ドルを下回るまで下落しており、一部のアナリストは、資金が一時的に株式市場に流れていると見ています。
再び、暗号資産(仮想通貨)市場に資金が戻るのであれば、投資家のポジションがリセットされた後、11月後半から12月にかけて、サンタラリーと呼ばれる強気相場が起こる可能性があるでしょう。

ビットコインの先行きが不透明となる中、大口投資家からの購入が続いていて注目されてるのが、Bitcoin Hyperという関連銘柄です。
同プロジェクトは現在、HYPERトークンの仮想通貨プレセールを実施していますが、直近で13日に48万9000ドル(約7500万円)相当の大規模購入が確認されています。
また、別の日には83万ドル(約1億2800万円)相当のHYPER買いが行われ、コミュニティ内でも大きな話題となりました。
HYPERのプレセールはこれまでに、2700万ドル(約41億円)を超える資金調達に成功しており、取引所上場後の急成長が期待されています。
HYPERは、Bitcoin Hyperが開発しているレイヤー2上で、ガス代やステーキング報酬の支払い、ガバナンストークンとして使われます。
Bitcoin Hyperのレイヤー2は、SVM技術を搭載し、ソラナの優れた処理能力とコスト効率を、ビットコインの決済セキュリティと統合しています。
これによって、アプリを高速で処理しつつも、安全性の高い取引環境が確保されます。
また、カノニカルブリッジを通じて、レイヤー2とビットコインのベースレイヤーを繋ぐことができ、ユーザーがBTCをロックすると、瞬時に同等のラップドBTCを受け取れます。
このラップドBTCを使用することで、ビットコインが従来苦手としていたDeFiやdAppsで、BTCを活用することが可能になります。
プレセールに参加している初期投資家は、Bitcoin HyperはBTCを、単なる価値の保存手段から、アプリを動かせる実用的な資産へと移行させられる高い成長ポテンシャルがあると見ています。
Bitcoin Hyperの開発チームは、プロジェクトの透明性を確保するため、最新の開発状況を定期的に公開しています。
最新の開発アップデートでは、チームがネットワークの稼働前に開発者基盤を構築し、エコシステムの整備を優先していることが示されています。
また、一度に全ての開発者を受け入れるのではなく、選定された開発者グループと緊密に連携し、ワークフローの定義、エッジケースの検証、インフラの改善を進めているとしています。
すでに、DeFiやウォレットツールなど、複数の開発チームがBitcoin Hyper上での構築を検討しているため、チームはローンチ前に活発なコミュニティを構築することを目標にしています。
Bitcoin Hyperの開発が順調に進めば、ビットコインはアクティブな通貨として、再び史上最高値を更新できるかもしれません。
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