SBIホールディングスが2026年3月期第3四半期の決算を発表。純利益は前年同期比245.1%増と、暗号資産事業も増収増益。
SBIホールディングスは4日、2026年3月期第3四半期の連結決算を公開し、純利益が前年同期比245.1%増の3491億円に達した。
暗号資産(仮想通貨)事業も収益・利益ともに2桁成長を記録。
金融サービスやPE投資など複数セグメントの好調が全体を押し上げた格好だ。
暗号資産事業は収益720億円、利益220億円を計上
決算短信によると、仮想通貨事業の収益は720億8200万円で、前年同期比14.7%増となった。
税引前利益は220億6300万円を計上し、同21.8%増と堅調に推移。
ビットコイン(BTC)をはじめとする主要銘柄の取引需要が業績を支えた。
同事業は暗号資産の交換・取引サービスを提供する交換業が中心。
市場環境の改善を背景に、安定した収益基盤を構築している。
前年同期の税引前利益181億円から約40億円の上積みとなり、グループ内での存在感を高めている。
金融・PE投資・次世代事業が軒並み好調
今回の大幅増益は、複数セグメントの成長が要因となった。
金融サービス事業の税引前利益は3213億1700万円で、前年同期比89.3%増。
特に銀行業が同144.2%増と大きく伸長し、グループ全体の利益を押し上げた。
証券関連事業や保険事業も堅調に推移している。
PE投資事業は税引前利益が952億3800万円となり、同442.3%増と急拡大。
IT、フィンテック、AI・ビッグデータ、ブロックチェーン関連のベンチャー投資が奏功した。
バイオやWeb3関連を含む次世代事業も黒字転換を果たし、223億6500万円の税引前利益を計上。
前年同期は109億円の赤字だったが、再生可能エネルギー事業や医療関連事業の成長で収益化に成功した。
連結売上収益は1兆4896億5800万円で、前年同期比47.0%増。
総資産は37兆2397億円に達し、前期末から5兆1262億円増加した。
同社は今後、ETFやオルタナティブ投資を起点に、デジタル資産領域への商品拡大を進める方針。
ビットコインETFの普及を背景に、伝統的金融とデジタル資産の融合が加速している。
next