イーサリアム(ETH)は10日、一時63万9455円に達し、円建てでの過去最高値を更新しました。
これは2024年12月17日に記録した63万2954円を上回る水準です。
ドル建てでは8日に4000ドルを超え、8カ月ぶりの高値を付けました。
イーサリアムの将来価格の急上昇を支える最大の要因は、機関投資家による大規模なETF投資にあります。
ブラックロックのiShares Ethereum Trust(ETHA)は、8月8日単体で2億5470万ドルの流入を記録しました。
同ファンドは運用開始以来、累計100億ドル近くの資金を集めています。
過去1カ月間では50億ドルを超える流入があり、現物ビットコインETFを上回るペースで成長している状況です。
フィデリティのFETHも1億3200万ドルの流入を記録し、機関投資家のイーサリアムへの関心の高さを示しています。
この流れは一時的なものではなく、構造的な変化を表していると考えられます。
個人投資家だけでなく、企業による財務戦略としてのイーサリアム採用も目立っています。
シャープリンクやビットマインといった上場企業は、それぞれ10億ドル以上のイーサリアムを保有しており、ビットマインは流通供給量の5%獲得を目標に掲げています。
現在約59社の上場企業が合計90億ドル相当のイーサリアムを保有しており、この数字は今後数週間でさらに増加する見込みです。
企業がビットコイン(BTC)に続いてイーサリアムも財務資産として選択する背景には、その技術的優位性と将来性への期待があります。
米国では退職金積立制度(401k)への暗号資産(仮想通貨)組み込みを認める大統領令が署名されました。
さらに、SECがリップル社との訴訟を取り下げたことで、アルトコイン市場全体に好意的な雰囲気が広がっています。
テクニカル分析の観点からも強気のシグナルが確認できます。
イーサリアムは長期的な三角保ち合いパターンを上抜け、ビットコインに対する相対的な強さを示すETH/BTC比率も年初来高値に達しました。
ギャラクシーデジタルのマイケルCEOは年末までに4000ドル到達を予想しており、機関投資家の参入継続がその根拠となっています。
イーサリアムの進化が注目される一方で、ビットコインネットワーク上でも革新的な技術開発が進行しています。
特に、取引速度や手数料の問題を解決するレイヤー2ソリューションの開発が活発化し、市場の関心を集めています。
こうした動きの中で登場したのが、ビットコインの機能拡張を目指すBitcoin Hyper(HYPER)です。
このプロジェクトは、ソラナ仮想マシン(SVM)技術を活用し、ビットコインのメインネットワークに接続するL2を構築することで、高速かつ低コストな取引を実現しようとしています。
ホワイトペーパーによると、独自のCanonical Bridgeを通じてビットコインとL2間でのシームレスな資産移転を可能にします。
ユーザーがビットコインをブリッジに預けると、L2上で同等のトークンが発行され、ゼロ知識証明を活用した高速取引やDeFiアプリケーションでの利用が可能になります。
Bitcoin Hyperの買い方については、公式ウェブサイトでのプレセールが実施されており、ETH、USDT、BNB、ソラナでの購入が可能です。
プロジェクトは既に820万ドル以上の資金調達に成功し、2025年第3四半期のメインネット立ち上げを目指しています。
Bitcoin Hyperの今後の展開は、ビットコインエコシステムに新たな可能性をもたらすと期待されています。
仮想通貨市場が成熟に向かう中、イーサリアムのようなプラットフォームの進化と並行して、ビットコインの基盤を強化するこうしたインフラプロジェクトの重要性もますます高まっています。
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